アメリカの雇用慣行の変化の歴史を知るのに、とても役に立った。また、日本の雇用慣行との違いについても、あらためて考えてみる機会となった。
大学の先生が書かれた書物なので、すごく丁寧ではあるが、読む方からすれば、やや冗長さを感じる。
2001年なので、既に20年前の書物であるが、日本・アメリカともに、雇用慣行の基本的なところは変わっていないと思う。
変化の激しい時代に、日本の大きな古い会社が、これまでの長期雇用をベースとした、日本的な雇用慣行を維持し切れるのか、は大きな論点に今後なってくるような気がする。コロナショックが、それを加速している。
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- 感想投稿日 : 2020年6月4日
- 読了日 : 2020年6月4日
- 本棚登録日 : 2020年5月11日
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