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- Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532149253
作品紹介・あらすじ
人材への投資を放棄し、リストラを行うことでひたすら組織のスリム化に邁進してきた企業が陥るジレンマとは何か?労働市場の台頭で余儀なくされた経営慣行の変化とその行方を説く。
感想・レビュー・書評
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アメリカの雇用慣行の変化の歴史を知るのに、とても役に立った。また、日本の雇用慣行との違いについても、あらためて考えてみる機会となった。
大学の先生が書かれた書物なので、すごく丁寧ではあるが、読む方からすれば、やや冗長さを感じる。
2001年なので、既に20年前の書物であるが、日本・アメリカともに、雇用慣行の基本的なところは変わっていないと思う。
変化の激しい時代に、日本の大きな古い会社が、これまでの長期雇用をベースとした、日本的な雇用慣行を維持し切れるのか、は大きな論点に今後なってくるような気がする。コロナショックが、それを加速している。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長期雇用は日本特有の制度でなくアメリカではじまった。その後、ビジネスモデルの変遷に長期雇用制度が機能しなくなり、今のようなキャリア採用へと変更していったことが解説してある。
日本企業の人事担当者だけではなく、従業員こそ本書を読むことによって自分の置かれた立場の危うさに気づかされると思う。
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