ブッカー賞をなぜだか取ってしまった作品。コロンバイン事件を題材に扱った作品で、乱射した親友だった主人公。共犯と見なされて、死刑宣告まで行っちゃう。15歳のまだ大人じゃない彼の世界に事件が起こって、狡猾な大人達が彼を取り巻いてゆく。大人は自分の生きる利益のために自覚なく嘘やでまかせを吐きつける。まだそういう大人になりきれない少年は不器用に罠にはまってしまう。刑務所で神の存在を問う少年に他の囚人が「お前が神なんだ」と言われる。自分が信じる物を見据えて自分で世界を作れと。まあ、おっしゃる通りですが、難しいんだ。
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- 感想投稿日 : 2019年2月3日
- 読了日 : 2019年2月3日
- 本棚登録日 : 2019年2月3日
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