むうん。引き込まれた。かっこつけてる訳でもなく、文章に吸い込まれるような、文章に読まれてるような、トリップ感に包まれた。なかなか望んでもそういう陶酔感に浸れることは稀であり、後書きにも記載されていた、瞑想を味わったようなのだ。実際の美術作品「24時間サイコ」をモチーフとした作品で、ヒチコックの映画をだいぶスローに上映している。見逃していた物が一杯見えてくる。間違った物も見えてくる。我々が普段見てる物は本物なのか、という。短いが力作。長けりゃいいってもんじゃない。表現出来なきゃ意味ない。
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- 感想投稿日 : 2019年4月2日
- 読了日 : 2019年4月2日
- 本棚登録日 : 2019年3月28日
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