この世にひとつの本

著者 :
  • 東京創元社 (2011年4月28日発売)
2.80
  • (0)
  • (14)
  • (31)
  • (20)
  • (4)
本棚登録 : 150
感想 : 44
3

纏まっているといえばそうなんでしょうけども、なんだろう、なんか、ちょっと上手くは言えないけど、物足りない感じ……?
もうちょっと三郎のキャラをしっかり魅せて貰えたらよかったんだろうなあ、という印象。まだ柴さんのほうがキャラ立ってる気がしました。
というよりも、全体的にキャラの印象が薄いのかな。
つかみどころが無い感じというか、たぶんそれが物足りなさの原因というか。
印刷会社の三男坊が、社長である父親がパトロンになっている高齢作家が行方不明になったのを探すお話。
というのが大筋なんでしょうけど、凄い驚きが生まれるというのはなかったかんじです。

後、社長と秘書の遣り取りはねーわー。となってしまった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2012年6月21日
読了日 : 2012年6月21日
本棚登録日 : 2012年6月13日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする