哲学者である著者が、今の若い人々に読んで欲しい本を紹介する作品。
自身が若き日を振り返り、その後の自分の生き方に影響を及ぼした、また今の自分があるのは「この本だ」と言える本を紹介している。
「ノルウェイの森」や「ゲド戦記」「壇流クッキング」等の紹介もあるが、一方著者はすでに70歳になる方であり、若き日に読んだ本は今の若い人たちにはあまり馴染みのない本、教科書で取り上げられるくらいにしか知らない本が多いと感じるだろう。
また著者の文章は哲学者としての目線で書かれたもので、その文章は難解と感じられる。若い人ではない私にとっても「難しい」と感じた。
しかし、ここに紹介された本を若い人が興味を持って一冊でも手にとってくれると、それは今まで自分が知らなかった世界に一歩踏み出すきっかけになるのではないかと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年1月18日
- 読了日 : 2021年1月18日
- 本棚登録日 : 2021年1月18日
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