火星大の極小ブラックホールが太陽系に接近した。太陽系惑星に進出を果たしていた人類は、ブラックホールのエネルギーを利用するため降着円盤を建設する。そうした開発の過程で、宇宙移民と地球人類の間にギャップが生まれ、争いが起こる。争いの最中にも、人類は惑星探索から恒星間探索へと開発の道を探る。
SF短編作品集。機械やシステムの描写はそれほど細かくはないが、科学的素養が無ければイメージしづらい表現はいくつかある。人々の思惑や感情については、深い描写ではなくサラッとした描写。想像力をかき立てるというよりは、淡々とした描写。食い足りない感じもするが、知らない世界の紹介文という意味では面白いとも感じる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2012年3月22日
- 読了日 : 2012年3月22日
- 本棚登録日 : 2012年3月22日
みんなの感想をみる