サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

  • 河出書房新社 (2016年9月8日発売)
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科学革命による近代の急成長。
科学と帝国主義と資本
資本主義による自由主義の確立と幸福への探究心が個人レベルで発生。
そして資本主義による消費主義・国民主義への確立。
資本主義が生み出した探究心は、人を自然進化から逸脱する技術を生み出す。
この先、人類はどうなるのか人間と呼べる物でいられるのかこの波は止められない、それは知的探究心であるから。

幸福とは何か、
シナプスなどの快楽物質なのか
人生の意義なのか
またもや、仏教による追求を断絶することなのか。

歴史を研究するのは、過去から学び将来を知るためではなく、現状を知り今立たされてる目の前に無限の可能性があることを理解するためである。
歴史の当事者も無数の可能性から選択して、その選択が史実に残っているにすぎない。
では、今後の歴史をどう進ませるかは自分が何者になりたいかではなく、何を望みたいのか?を考えることが重要である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年8月23日
読了日 : 2022年8月18日
本棚登録日 : 2022年8月18日

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