三部作の中でこの本が一番好きだな。
最後の
〝今を生きずに 一を生きるというの
すべての色は 音にかわり 香りに変わる
すべての色は 限りなく美しい音色で応えてくれる
たとえ本を読むことができなくても
木々の間を抜けて吹く風が ページをめくり
私に 優しく物語を きかせてくれる
そして 人の命を花のようにつみ取る 死さえも
もはや 私の目を つみとることは できない
リルケ「盲目の女」より〟
もし、目が見えなくなって本が読めなくなったら、この詩を思い出したい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2021年12月14日
- 読了日 : 2021年12月14日
- 本棚登録日 : 2021年12月14日
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