沈黙の町で

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2013年2月28日発売)
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本棚登録 : 19
感想 : 3
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読了後もやもや。
これも嫌ミスのうちに入るのかも。
なんだか道徳の授業の教材のような小説だと感じた。
それぞれのいい所と悪い所を見せつけて、さて、誰が一番悪いのでしょうか?と。

中学生の幼い残酷さとか、仲間意識。
大人たちの自分の子供さえよければというちょっと違うんじゃないかと思うくらいの愛情。
読んでいて嫌な気持ちになるけれど、それがリアルな感情に近いのかもという思いも浮かぶ。

名倉少年の思いだけはどう考えてもわからない。
ちょっと、いじめられても仕方ないかも。という気にさえなってしまう。
小説中の女子中学生と同じ気持ち。


【中学2年の男子生徒が部室棟の屋上から転落し死亡した。
事故? 自殺? それとも他殺なのか……?
やがて生徒がいじめを受けていたことが明らかになり、小さな町に波紋がひろがり始める。】

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: もやもや
感想投稿日 : 2013年10月23日
読了日 : 2013年10月23日
本棚登録日 : 2013年10月23日

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