きみ、うた、そして幸福 (花丸文庫BLACK シ 1-4)

著者 :
  • 白泉社 (2012年7月20日発売)
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本棚登録 : 77
感想 : 4
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バーテン×元医者

孤児院育ちの主人公は、苦労して医者となり、恋人もでき幸せをかみしめていたが、恋人の死によって全てを失ってしまう。妻子ある男性だったことが発覚し、職場の人間も参列する葬儀の場で不倫を暴露されてしまい、職を辞するしかなくなってしまった。
住むところも職も失って茫然としているところに、ある男が声をかけてきた。恋人と同じ、煙草の香り、そしてほくろ・・・。
身体を重ねてしまったあげく、その男の部屋に転がり込むことになるが。

主人公は「薄幸タイプ」なのですが、ナヨナヨしているというよりむしろ苦労してきた分ホネがあります。だからか、作品としてもしんみりした方向にいかず、読んでいてとても楽しかったです。
エロシーンもほどほどあるのですが、日常のシーンがしっかりとしている分、エロだけが浮くという事がなく自然でしたね。
後日談もよかったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BL(医療
感想投稿日 : 2013年2月9日
読了日 : 2013年2月9日
本棚登録日 : 2013年2月9日

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