狼と香辛料XIIISide ColorsIII (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2009年11月10日発売)
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本棚登録 : 1233
感想 : 59
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全3話の短編集。
1話目と2話目は、既に発表されたロレンスとホロを書いた短編の再録。短編故にすっかり恋人同士にしか見えないふたりのやり取りは楽しいが、緊張感はあまり無い。
書き下ろしの3話目は、エネクの視点で語られるノーラが主人公の話。エネクに語らせないといけないほど、ノーラが動かないキャラなので、それほど起伏がある訳でなく、後日談然とした話。
個人的にはこのシリーズは、高い緊張感の中にあるロレンスとホロの濃いやり取りが肝だと思うし、大好きなところなのだか、ここ2巻はとりわけさっぱりで悲しい限り。
ロレンスとホロの出す結果はとても楽しみ。そろそろラストスパートのはずなので、下手に引っ張らない事を祈って次巻に期待したい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2009年11月14日
読了日 : 2009年12月4日
本棚登録日 : 2009年11月14日

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