冬雷

著者 :
  • 東京創元社 (2017年4月28日発売)
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本棚登録 : 368
感想 : 64
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遠田さんの作品、今回も壮絶だけど、一気読み。田舎の古いしきたりに縛られた村民たちと、村の長として君臨する伝統を継ぐ名家と神社。村のしきたりなんてくだらないと思う反面、それを継承していくことは日本の文化や歴史を守るための大切なことなのも確か。ただあまりにも狭い世界の閉鎖的すぎる考え方にうんざり。主人公、代助の村人たちに翻弄される悲運が苦しく悲しい。最後は、少し救いがあって良かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 遠田潤子
感想投稿日 : 2022年3月11日
読了日 : 2022年3月6日
本棚登録日 : 2022年3月6日

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