女性が進むであろう人生を、キム・ジョンの生き方を通して描いているドキュメントのような小説。学生時代、結婚・出産と女性であるがための差別を受けたり自由や尊厳を奪われ、いったい女性である自分はどういう人生観を持って生きてゆけば幸せになれるのか……を強く考えさせられる内容になっていると思う。ただ私個人としては、淡々として意外性も無く、感動的なストーリー展開では無かったのが期待外れでした。出産をすると女性が仕事復帰するタイミングも難しいのは日本も同じで、この本が特別衝撃的な内容だったとは思えなかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2024年1月15日
- 読了日 : 2019年9月3日
- 本棚登録日 : 2024年1月15日
みんなの感想をみる