毎日をなんとなく過ごす普通の怠惰な大学生・恒夫は、或る時、老婆が巨大な乳母車を引いているところを目撃する。その乳母車から顔を覗かせたのは、自分と大して歳も違わないであろう少女・ジョゼ。この出会いが、恒夫の世界を、そしてジョゼの世界を変えていく・・・。
久々に観ました。妻夫木くん若っっ!
最後に恒夫がした選択は等身大だと思う。
ずるいし、弱いし、情けないけど、これが一人のフツーの男の子にできる精一杯のことで、彼の自己嫌悪や悔しさ、自己正当化も全て込みで、恋だなぁと思う。
本人の演技力なのか、持って生まれたものなのか分からないけれど、これを嫌味でなく演じられるところがすごい。
フィクションだと分かっていてながらも、思わず「二人とも今でも幸せでいてほしい」と願ってしまうような作品。
最後のジョゼの姿の力強さに涙がこぼれる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画(さ行)
- 感想投稿日 : 2009年6月14日
- 読了日 : 2009年6月14日
- 本棚登録日 : 2009年6月14日
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