もったいなくてじわじわ三年くらい読んでいたが、最近の御陵衛士熱に任せて、残りを一気に読んでしまった。
阿部十郎を支点にして、新撰組から堕ちていった人たちを語るお話。
時代に巻き込まれるなかで懸命にもがこうとした人たちのお話でもあるか。
そういう話なので、幕末の青嵐に比べると、時勢の話が語られる場面が多いし、新撰組以外の登場人物も多いかも。新撰組以外の幕末ものもなんとなく読んだことある人にオススメ。
当然人はどんどん居なくなっていくし報われない人が殆ど。しかし、最期で、ふわっと気持ちの浮く締め方をしてくれるのは、ホント木内さんさすがです。
御陵衛士な気分の時にはもってこい。あー、好きだー。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
木内昇
- 感想投稿日 : 2012年10月6日
- 読了日 : 2012年10月6日
- 本棚登録日 : 2012年10月6日
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