「教育虐待」をテーマにした本。
教育熱心過ぎて子供を追いつめてしまう親がよくやってしまうパターンの代表格は「どうしてできないの?」である。わからないことが理解できない、親の未熟さの表れらしいので、子どもに言わないよう気をつけたい。また、親がコンプレックスがあるものについて熱心になりがちな傾向があるので、それも留意しないといけないと思った。
「親がまずすべきことは、社会一般に用いられている最大公約数的なモノサシでわが子を測り一喜一憂することではなく、わが子の才能を最大限に評価できる独自のモノサシを持つことではないだろうか。」という話もとても心に残った。つい友人と比較しがちだが、優秀な友人と戦うのではなく切磋琢磨できる環境に感謝しないといけないと思った。
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教育虐待に陥らないために、親は自分に次のように問いかける必要がある。
「子供は自分とは別の人間だと思えていますか?」
「子供の人生は子供が選択するものだと認められていますか?」
「子供の人生を自分の人生と重ね合わせていないですか?」
「子供のこと以外の自分の人生を持っていますか?」
これができていないということは、親が子供の人生に依存しているということで、「共依存から虐待ははじまる」とのこと。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年7月3日
- 読了日 : 2019年7月15日
- 本棚登録日 : 2019年7月3日
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