「狂い」のすすめ (集英社新書)

著者 :
  • 集英社 (2007年1月17日発売)
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感想 : 89
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まとめ

□弱者の自覚、狂者の自覚が必要
□世の中は狂ってる、自覚すれば自分は正常になるかも
□でも逆らう必要はない、少し嘲笑して蔑んでいれば良い
□自由=自らに由る になれ
□近藤誠と対談して共感している
□生き甲斐を押し付けられ、世の中の奴隷となっている
□隣の三尺 小さな親切大きなお世話
□ご縁=比較対象→ 比較してはならない=仏の物差し

感想
物事を流せない真面目な人には、もっと楽に生きても良いではないかと語りかけているので良いだろう。
自由の為には、拠り所が必要、つまり情報が必要。評価してはならないとあるが、正確な情報を手にしてから、世間に流される事ではなく=どちらが機能的に優れているかではなく、どちらが自分に適するのかという評価は、それこそ個人の自由である。
流れに竿立てず生きるのも大切だが、個人の価値観を軽んじて、仏の教えである「卓越した無執着」とは異なるものが読者に伝わらないか気がかりである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年11月22日
読了日 : 2020年11月22日
本棚登録日 : 2020年11月22日

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