何とも骨太な物語。がつんとくる。
児童文学ということで、少年少女が主人公の時代小説短編集。
どんなに辛い環境にあっても、子ども達は逞しく生きる。そこにそっと手を差し伸べる、そっと見守る大人がいる。
大人も必死で生きているからこそ、いい人なんかではなく、厳しく突き放す。でも、それこそが子どもに大きな成長をもたらすところがいい。
そして成長した子どもを前に、大人は太刀打ちできない。
生きることに意味なんて求めなくても、強く生きる意志を持てるというのは素晴らしい事だと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2015年11月29日
- 読了日 : 2015年11月23日
- 本棚登録日 : 2015年11月29日
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