元々は新聞連載であり、連載時から読んでいたが、単行本化されてから読むのは何度目か。古代から近代まで56人の人物伝で、始皇帝や曹操といったメジャーな人物から比較的マイナーな人物、また政治家のみならず在野も含めた思想家や芸術家も取り上げて、偉大さよりも如何に魅力的、ドラマチック又は「ヘン」な人生を送ったかを紹介している。1人あたり3頁なので深く掘り下げるとはいかないが、簡単に読める。読後、竹林の七賢(もっとも彼らは政治にも巻き込まれたが)や、梅と子鹿と鶴と共に隠遁した詩人・林逋に少し憧れも感じる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
中国
- 感想投稿日 : 2011年12月23日
- 読了日 : 2011年12月23日
- 本棚登録日 : 2011年12月23日
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