古代史のサブ自体と言うより、各文献がどう作られたかや文献自体の分析が主で、自分には知識不足で消化不良だった。
書籍と呼べるものの誕生は戦国時代。書籍にある過去の歴史の記述は、その著者や書かれた当時の歴史観を反映という本書著者の含意は当然そうだろう。諸子百家の著作もそうで、また『史記』では始皇帝批判にかこつけた漢武帝批判。秦の焚書坑儒は実際にはそこまででもなく、前者は平常時の書籍散逸までそのせいにされ、後者は儒者への弾圧ではなく方士の詐術への懲罰だった可能性。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
中国
- 感想投稿日 : 2024年3月2日
- 読了日 : 2024年3月2日
- 本棚登録日 : 2024年3月2日
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