植民開始から2020年大統領選まで。世界史の教科書に載っているような事柄でも深堀りできる。独立戦争は英 vs. 植民地+欧列強でもあったこと。南北戦争の背景には奴隷制以外に自由の概念の差異や経済体制の差異、また現在よりずっと弱い連邦制があったこと。
奴隷制の時代からBLMまで、主に黒人の、後には南東欧やアジア系移民も加えた人種の問題が、断続的にしかも多く出てくる。女性運動もあるが、人種の運動と必ずしも軌を一にできない交錯した様子だ。
また政治だけでなく1920年代のジャズエイジ、50年代の「豊かな社会」、60年代のカウンターカルチャーなど社会や文化も扱っており、面白い。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
米国
- 感想投稿日 : 2021年7月30日
- 読了日 : 2021年7月30日
- 本棚登録日 : 2021年7月30日
みんなの感想をみる