ハドリアヌス帝ー第14代ローマ皇帝。五件帝のうちの一人。
物語はハドリアヌス帝が自分の一生を振り返る形で進んでゆく。
皇帝と血の繋がりがない彼がどうやって皇帝にまでなったか、
どういう治世を行ったか・・・
どういう恋をし・・・
どういう気持で病魔と闘ったか・・・
が書かれている。(ただ、私には難解すぎて半分くらい流し読みしましたw)
☆ハドリアヌスの名言集☆
「私は自由を求め一部において自由を容易ならしめるためにのみ権力を求めた」
「嫌いな用事に出くわすと、私はすぐにそれを研究対象にしたてあげてそれからうまく喜びの種を見つけるように努めた。」
また彼は軍隊に派遣された時、
虚勢をはり命をはり勇敢であることを示し栄光を勝ち得た、という。
さらに、彼は元老院の決議の記録係であったが、この退屈な職分を思慮深い厳密さで果たすことを嫌がらなかった。なぜならば「あらゆる公職を有用なものとすることを心得ていたからである。」
その後皇帝の秘書に抜擢されるが、演説の草稿をつくる仕事がまわって来た際、上記の仕事に着いていた時に元老院議員のために草稿を作っていた経験が役立った。
のだという。
出世志向の向上心、野心のある若者にもオススメできる一冊。
読書状況:積読
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2011年5月6日
- 本棚登録日 : 2011年5月6日
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