息子がディスレクシアであると診断され、それを気に自分もそうだったと知り、その自分を振り返ってみる、という話。しかしその自分は、ピュリツァー賞を受賞している詩人でもある。2001年宇宙の旅のHALを見て、自分の脳は信用出来ない、敵かもしれない、ということに気づいたときの話。ディスレクシアを語るということは、不安を語る、ということでもある。不安とどう付き合い、どう乗り越えていくか。不安への対処策から別の能力が高まったりもする。読むこと、書くことをあまり意識せずに行っている我が身は恵まれているのか、チャンスを失っているのか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
9 文学
- 感想投稿日 : 2014年1月17日
- 読了日 : 2014年1月17日
- 本棚登録日 : 2014年1月11日
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