善の研究 (岩波文庫)

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著者、西田幾多郎さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。

西田 幾多郎(にしだ きたろう、1870年5月19日〈明治3年4月19日〉 - 1945年〈昭和20年〉6月7日)は、日本の哲学者。京都学派の創始者。学位は、文学博士(京都大学・論文博士・1913年)。京都大学名誉教授。著書に『善の研究』など。

ほぼ同時代を生きた文豪では、夏目漱石がいますね。
夏目漱石は、1867年生まれなので、西田幾多郎よりも3年位早く生まれています。


で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)

真の実在とは何か、善とは何か、宗教とは、神とは何か――。主観と客観が分かたれる前の「純粋経験」を手がかりに、人間存在に関する根本的な問いを考え抜いた西田幾多郎(1870-1945)。東洋の伝統を踏まえ、西洋的思考の枠組自体をも考察対象とした本書は、以後百余年、日本の哲学の座標軸であり続ける。


とのことですが、本作を読んだわけでななく、今後とも手にすることはないと思います。
今、読んでいる、『いつまでも親がいる』(島田裕巳著)の中に、本作について触れた箇所があったので、寄り道してみました。

『いつまでも親がいる』のp141に、次のように書かれています。

西田の代表的な著作である『善の研究』について言えることです。この本は、「経験するというのは事実其儘に知るの意である。全く自己の細工を棄てて、事実に従うて知るのである」という形ではじまります。それが、第1編第1章「純粋経験」の書き出しです。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 1911年
感想投稿日 : 2022年8月13日
本棚登録日 : 2022年8月13日

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