何でも見てやろう (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1979年7月11日発売)
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本棚登録 : 1756
感想 : 133

著者、小田実さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。

---引用開始

小田 実(おだ まこと、1932年〈昭和7年〉6月2日 - 2007年〈平成19年〉7月30日)は、日本の作家・政治運動家。体験記『何でも見てやろう』で一躍有名になった。日本に多い私小説を批判し、全体小説を目指した。九条の会の呼びかけ人の一人。妻は画家の玄順恵。

---引用終了



で、本作の内容は、次のとおり。

---引用開始

2019年9月20日NHK「すっぴん!」で取り上げられ話題!
若さと知性と勇気にみちた体当り世界紀行。留学生時代の著者が、笑顔とバイタリティーで欧米・アジア22ヶ国を貧乏旅行して、先進国の病根から後進国の凄惨な貧困まで、ハラにこたえた現実を、見たまま感じたままに書いたベスト&ロングセラーの快著。

---引用終了


そして、本作の書き出しは、次のとおり。

---引用開始

 ひとつ、アメリカへ行ってやろう、と私は思った。三年前の秋のことである。理由はしごく簡単であった。私はアメリカを見たくなったのである。要するに、ただそれだけのことであった。

---引用終了


本作は、1960年の夏に書き始めたとのこと。
当時の著者の年齢は、28歳。
そして、手元にある本作は、2018年8月1日第45刷。
確かにロングセラーだ。

それから、著者のことで気になったことは、著者が「ベ平連」の結成時のメンバーで、著者が代表に就任していたこと。
結成時の主なメンバーは、
鶴見俊輔(1922~2015)
高畠通敏(1933~2004)
小田実(1932~2007)

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 1961年
感想投稿日 : 2024年2月16日
本棚登録日 : 2024年2月16日

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