著者、渡辺淳一さん(1933~2014年)の作品、ブクログ登録は5冊目になります。
本作は、2008~2010年にかけて、雑誌「マリソル」に連載されていました。
当時の著者の年齢は、75~77歳位になります。
本作の主人公は、大手広告代理店を定年退職した62歳の男性が主人公になります。
私の年齢が62歳で、今現在、嘱託社員として働いていますが、いずれは会社を去ることになります。
そんな訳で、興味深く読み進めました。
本作の内容は、次のとおり。
---引用開始
大手広告代理店の上席常務執行役員まで務めた大谷威一郎。関連会社の社長ポストを蹴って定年退職した。バラ色の第二の人生を思い描いていたが、待ち受けていたのは夫婦関係と親子関係の危機。そして大きな孤独だった。犬のコタロウが側にいるだけのさみしい日々がつづく。人生最大の転機を迎え、威一郎の孤軍奮闘が始まる。定年退職後、いかに生きるかという一大社会問題に肉迫した異色の傑作長編。
---引用終了
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カテゴリ:
2010年
- 感想投稿日 : 2023年4月16日
- 本棚登録日 : 2023年4月16日
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