著者、池田先生(1928~2023)の作品、ブクログ登録は8冊目。(対談集を含む)
で、本作の内容は、次のとおり。
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【宝土】
1962(昭和37)年1月29日、伸一は中東のイラン、イラクを初訪問。
イスラム教の開祖・マホメットについて語り、他宗教との対話の重要性も話題に。いずれ、イスラム教の人々も、仏法との共通点を見いだし、共感を示すだろう——訪問はその確信を深めるものだった。
【遠路】
一行はトルコからギリシャへ。伸一はソクラテスとプラトンの生涯に思いをはせる。2人の姿は、学会の師弟と二重写しに。
さらにエジプトを経て、パキスタン、タイ、香港へ。タイと香港では支部を結成。伸一は世界広布のくさびを着実に打っていく。
【加速】
博多湾に面した、粗末な家が密集する“ドカン”地域。人生の辛酸をなめ尽くした人々の間にも、信心による宿命転換のドラマが進んでいた。
伸一は、会長就任2周年の5・3を迎える。この2年で倍増した学会は、広布の戦いを加速する。
【波浪】
7月の参院選に向けた支援活動に、妨害や中傷が頻発した。そうしたなか、公政連は9人全員当選。その勝利が波浪を呼び、秋田・尾去沢鉱山と長崎・中里炭鉱で、労組による不当な学会員圧迫事件が発生。組合除名処分撤回に至るなど、闘争の経緯が語られる。
【若鷲】
7月22日に行われた学生部総会。学生部旗と部歌が披露され、14の部が結成された。部員数も既に1万人を突破。新時代の到来をとらえ、伸一は学生部の本格的な育成を決意。
それは自らが、日蓮大聖人の仏法の真髄である「御義口伝」を講義することだった。
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気になった箇所は、
p360~p361
理事長の原山幸一の息子で、早稲田大学の学生である、原山高夫が質問した。
原山高夫のモデルは、原島嵩。
以下、ウィキペディアより。
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原島 嵩(はらしま たかし、1938年(昭和13年)11月10日 - 2008年(平成20年)7月6日)は、日本の宗教家。創価学会元教学部長。
同会幹部を歴任し池田大作名誉会長の側近を務めつつも、のち同会より除名されたが、日蓮正宗の信仰を続けた。 池田大作名誉会長の小説『新・人間革命』の登場人物・原山高夫のモデルであるとされている。
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そして、本作品の主な登場人物とモデルは、
・山本伸一---池田大作(1928~2023)
・十条潔---北条浩(1923~1981)
・正木永安---貞永昌靖(ジョージ・ウィリアムズ)。アメリカSGI理事長だった。
・原山幸一---原島宏治(1909~1964)
・原山高夫---原島嵩(1938~2008)
・小西武雄---小泉隆
・清原かつ---柏原ヤス(1917~2006)
・秋月英介---秋谷栄之助(1930~)
- 感想投稿日 : 2024年1月4日
- 本棚登録日 : 2024年1月3日
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