絶望図書館: 立ち直れそうもないとき、心に寄り添ってくれる12の物語 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房 (2017年11月9日発売)
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感想 : 64

著者、頭木弘樹さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。

頭木 弘樹(かしらぎ ひろき、1964年(昭和39年) -)は、文学紹介者。カフカやゲーテの翻訳もある。

筑波大学卒業。大学3年の20歳のときに潰瘍性大腸炎を発病し、13年間の闘病生活を送る。そのときにカフカの言葉が救いとなった経験から、2011年に『絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社)を出版。以後、さまざまな本を執筆している。

で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)

この図書館は、
「絶望的な物語」を集めてあるわけではありません。
「絶望から立ち直るための物語」を集めてあるわけでもありません。

絶望して、まだ当分、立ち直れそうもないとき、その長い「絶望の期間」をいかにして過ごすか?
そういうときに、ぜひふらりと館内に入ってきてみていただきたいのです。
ここには世界中からさまざまなジャンルの物語が集めてあります。
児童文学、SF、ミステリー、エッセイ、口承文学、現代文学、日本文学、海外文学、マンガ……。
古今東西から、これぞという作品を選りすぐってあります。
絶望的な話もあれば、笑える話もありますし、せつない話、とんでもない話、どきりとする話など、さまざまです。
しかし、どれもすべて、絶望した気持ちに寄りそってくれるものばかりです。
今の気持ちにぴったりな、心にしみる物語がきっと見つかるはず。

この中では、山田太一「車中のバナナ」が、良いとの声が多いようです。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 2017年
感想投稿日 : 2022年5月13日
本棚登録日 : 2022年4月23日

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