著者、勢古浩爾さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。
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勢古 浩爾(せこ こうじ、1947年 - )は、日本の評論家、エッセイスト。
大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒、明治大学大学院政治学修士課程修了。橋川文三に師事。大学院修了後、洋書輸入会社に勤務。「石原吉郎論」で開高健賞候補。その後文筆活動に入り、『まれに見るバカ』がベストセラーとなる。2006年退社し文筆に専念。新書による人生論が多かったが、2009年本格評論『大和よ武蔵よ』を刊行。
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で、本作の内容は、次のとおり。
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やがて来る「定年後」。誰もが抱く不安は「お金は、生きがいは、健康は」の三大テーマ。メディアは経済や健康の不安を煽るばかりだが、焦ったところでどうする術もない。誰だって「老人」になるのは初体験。終わりゆく人生、老いゆく体とどう向き合い、一日一日の喜びを感じながら軽やかに生きられるか。その答えはたぶん自分の中にある。もう人生のレールは敷かれていない。人生のレールが消えることで、義務や目標から解放されるときでもある。等身大の自分のリアルを受け入れて、のほほんと生きていくための一冊。
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本作を書かれた時の著者の年齢は62歳位だったようです。
現在の私の年齢が62歳なので、共感する部分が多い読書になりました。
私の場合は、60歳で定年になり、同じ会社で嘱託社員として働き続けています。
小さな会社なので、定年前と定年後では、給料、職種等は変わらず。
変わったのは、半年ごとに契約更新をすることくらいですか、今のところは。
- 感想投稿日 : 2023年4月9日
- 本棚登録日 : 2023年4月9日
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