文庫 定年後のリアル (草思社文庫 せ 1-1)

著者 :
  • 草思社 (2013年8月2日発売)
2.89
  • (2)
  • (10)
  • (21)
  • (9)
  • (5)
本棚登録 : 189
感想 : 18

著者、勢古浩爾さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。

---引用開始

勢古 浩爾(せこ こうじ、1947年 - )は、日本の評論家、エッセイスト。

大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒、明治大学大学院政治学修士課程修了。橋川文三に師事。大学院修了後、洋書輸入会社に勤務。「石原吉郎論」で開高健賞候補。その後文筆活動に入り、『まれに見るバカ』がベストセラーとなる。2006年退社し文筆に専念。新書による人生論が多かったが、2009年本格評論『大和よ武蔵よ』を刊行。

---引用終了


で、本作の内容は、次のとおり。

---引用開始

やがて来る「定年後」。誰もが抱く不安は「お金は、生きがいは、健康は」の三大テーマ。メディアは経済や健康の不安を煽るばかりだが、焦ったところでどうする術もない。誰だって「老人」になるのは初体験。終わりゆく人生、老いゆく体とどう向き合い、一日一日の喜びを感じながら軽やかに生きられるか。その答えはたぶん自分の中にある。もう人生のレールは敷かれていない。人生のレールが消えることで、義務や目標から解放されるときでもある。等身大の自分のリアルを受け入れて、のほほんと生きていくための一冊。

---引用終了


本作を書かれた時の著者の年齢は62歳位だったようです。
現在の私の年齢が62歳なので、共感する部分が多い読書になりました。

私の場合は、60歳で定年になり、同じ会社で嘱託社員として働き続けています。
小さな会社なので、定年前と定年後では、給料、職種等は変わらず。
変わったのは、半年ごとに契約更新をすることくらいですか、今のところは。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 2010年
感想投稿日 : 2023年4月9日
本棚登録日 : 2023年4月9日

みんなの感想をみる

コメント 4件

りまのさんのコメント
2023/04/10

seiyan36さん
おはようございます
お元気でいらっしゃいますか。
昨日、4月9日の日曜日、実家に行っていて、父との会話に、父の定年前後の仕事の様子などが、話題に登りました。いろいろ聞いていて、父は、70歳まで、仕事を続けてくれたのですが、感謝の気持ちと、辛いこと、大変なこと、たくさんあったことに、切ない気持ちになりました。
seiyan36さんは、定年までお仕事を努められ、その後も、ほとんど同じ環境で、同じお仕事場でお勤めされているとのこと。
seiyan36さんの誠実なお人柄を感じます。
季節の変わり目なので、体調をくずされることなく、お元気で、この春を楽しまれますように、願っています。
良い一日を、過ごされますように。

seiyan36さんのコメント
2023/04/10

りまのさん
とても丁寧なコメント、ありがとうございます。
お父様、70歳まで働かれたとのこと。
私の父も、定年後はパートでしたが、70歳近くまで働いていました。
自分はまだまだと、励みになります。

りまのさんの一日一日が、良い体調でありますように、お祈りします。

りまのさんのコメント
2023/04/11

seiyan36さん
おはようございます。
『ソナチネの木』に、いいねをありがとうございます。
この本は、私にとって、特別な思い入れのある、大好きな絵本なので、拙いレビューにいいねをいただいて、とっても嬉しかったです。
seiyan36さんの今日という日が、良き日になりますように!

seiyan36さんのコメント
2023/04/11

りまのさん
おはようございます。
今から伺います。

ツイートする