リリイ・シュシュのすべて (角川文庫 い 42-5)

  • KADOKAWA (2004年2月25日発売)
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本棚登録 : 1777
感想 : 254
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切なくて哀しくてとても綺麗な世界。

まず「リリイ・シュシュのすべて」という
タイトルに惹かれました。

岩井俊二監督は映画「花とアリス」で知って
とても綺麗な表現する監督だなあと思い
他の作品が気になりました。

リリイ・シュシュは映画ももちろん見ましたが
私は映画を見る前に原作を読む派なので
こちらを購入しました。


この本の構成はとても新鮮でした。
ネットのスレ形式で話が進められその構成の面白さに
すらすらと読むことが出来ました。
更に章ごとに挟まれてあるリリイ・シュシュの歌詞。
とても綺麗な小説だなあと認識する点でした。

小説の内容は中学生とは思えないような
痛々しく悲しい物語ですがリリイの歌詞があることで
どことなく癒され綺麗と思ってしまいます。

小説を読んだ後に映画を見ることをお薦めします。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 200X
感想投稿日 : 2010年3月26日
読了日 : 2010年3月26日
本棚登録日 : 2010年3月26日

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