251ページの短編小説と言っておこう。隠岐島(おきのしま)で行われる相撲大会の一番が描かれている。古典相撲は、神に捧げる栄光の祭典だ。迫真の大勝負、島民の熱狂、見守る家族――どこを取っても、日本人特有の湿っぽさに包まれている。親友が産んだ琴世と再婚相手の多美子のやり取り、主人公と3組の両親、地域と主人公夫妻の距離など、どこをとっても“しがらみ”だらけの世界である。
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カテゴリ:
小説/日本
- 感想投稿日 : 2008年12月18日
- 本棚登録日 : 2008年12月18日
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