渾身

著者 :
  • 集英社 (2007年8月24日発売)
3.49
  • (6)
  • (16)
  • (17)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 73
感想 : 24
4

 251ページの短編小説と言っておこう。隠岐島(おきのしま)で行われる相撲大会の一番が描かれている。古典相撲は、神に捧げる栄光の祭典だ。迫真の大勝負、島民の熱狂、見守る家族――どこを取っても、日本人特有の湿っぽさに包まれている。親友が産んだ琴世と再婚相手の多美子のやり取り、主人公と3組の両親、地域と主人公夫妻の距離など、どこをとっても“しがらみ”だらけの世界である。

 <a href="http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20070917/p1" target="_blank">http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20070917/p1</a>

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 小説/日本
感想投稿日 : 2008年12月18日
本棚登録日 : 2008年12月18日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする