第1巻は、二・二六事件から真珠湾攻撃の前夜まで。
いくらでもアメリカとの戦争を回避する可能性はあったのに、それが互いの先入観や誤解、要職にある者のパーソナリティなど、様々な要素によって戦争へと突き進んで行く。その過程が、まるでドキュメンタリーの映像を見ているかのような迫真の記述によって語られている。膨大な資料と証言の積み重ねなくしては、このような記述は不可能であったろう。訳もいい。第2巻以降が楽しみである。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2018年5月30日
- 読了日 : 2018年5月29日
- 本棚登録日 : 2018年5月30日
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