オーケストラの歴史ではなく、副題(大作曲家が追い求めた理想の音楽)にもあるように、オーケストラと作曲家がどのように音楽を作っていったのかということが、年代を追って詳しく説明されている。
どちらかといえば、器楽曲よりはオペラの記述に重心がかかっているきらいがないではないが、クラシック音楽がどのように発展していったかという点に関しては、あらゆる楽曲を取り上げてバランスの取れた記述がなされている。
最終章、これからのオーケストラのあり方を含めたクラシック音楽の行く末についての記述は、これが1936年に書かれたとはとても思えない示唆に富むものである。
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カテゴリ:
音楽
- 感想投稿日 : 2018年2月14日
- 読了日 : 2018年2月14日
- 本棚登録日 : 2018年2月14日
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