結末はハッピーではなく、また嗜好は分かれるであろう作品であり、ある程度自分に余力がある時にお勧めします。
心情の描写が緻密である。
恋愛小説であり、人生とは、という小説でもある。
多感な高校性の若いゆえのゆらぎ、この年代の独特の背伸びや虚栄、自由な時間が多いゆえに内向に傾倒する気質、心情が丁寧に書かている。
ストーリー展開は、先が読めてしまう人もいるかもしれないが、まとまりの良い心地よい小説。
転機にある人は何かヒントを得られるかも。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年3月27日
- 読了日 : 2020年3月27日
- 本棚登録日 : 2020年3月27日
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