孤独のグルメ

著者 :
  • 扶桑社 (1997年10月1日発売)
3.81
  • (33)
  • (14)
  • (45)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 186
感想 : 25
3

ドラマ版を観て、原作がどんなだろうと思い、読んでみた。
ドラマ版とは違い、90年代後半の少し懐かしい時代。主人公の井之頭五郎はどちらかというと付き合いにくいタイプ。酒は飲まず、斜に構えながら、自分の失敗は認めたくない。どこにでもいそうだが、今実在してても、スマホで料理の写真を撮ってツイッターでつぶやいたりしないだろう。むしろそういう人たちを冷ややかに眺めやり、自分の注文した料理の組み合わせを反省しながらひっそりと「それにしても食べ過ぎた」などと独り言をしていそうだ。
盛り上がりはないが、淡々と食事のシーンが続くが、いつのまにかその世界に引き込まれる。そして、やはりご飯が食べたくなるのである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マンガ
感想投稿日 : 2012年11月11日
読了日 : 2012年11月11日
本棚登録日 : 2012年11月11日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする