紅茶スパイ: 英国人プラントハンター中国をゆく

  • 原書房 (2011年12月1日発売)
3.97
  • (19)
  • (33)
  • (18)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 421
感想 : 50

東インド会社の委託を受けて、中国から茶の苗、種、製法を盗み出したロバート・フォーチュンという男の話。
小説ではないから、ついついページを繰ってしまうという面白さはない。
歴史的な背景の説明をはさみながら記述してあるので、いくらか勉強にはなるかもしれない。
小説だったら主人公となるはずのフォーチュンの描き方が、他人事のような描写に思えるのはノンフィクションであるので仕方ないことかも。
ただ文章として、どうもモタモタ感がある。どうしてかなぁと思って改めて著者名を見たら女だった。女の文章は私にはどうも読みにくいことがある。おまけに訳者も女ときている。
しかしたかが茶とはいえ、これが世界の歴史の動きに連動していたという見地から見ることが出来るというのは面白い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外のノンフィクション
感想投稿日 : 2012年5月6日
読了日 : 2012年5月5日
本棚登録日 : 2012年5月6日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする