朝食抜き!ときどき断食! (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社 (2003年12月19日発売)
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(朝、食欲がないのは正常な証拠?)……人間がまず起きてすること、それは余分な脂肪や体内に蓄えられた栄養素を消費することです、栄養素が充分足りている状態なのに、そのうえ朝食を食べたら栄養過多になってしまいます。人間の体というのは、私たちが考えるよりはるかに精巧にできていて、糖が不足しても、肝臓や筋肉に蓄えられたグリコーゲンを分解して血糖値を一定に保つようになっています、ですから血液中の糖が不足して、脳に栄養が行かないという事態に陥ることはまずありません。
(朝食を食べないほうが疲れにくい?)……「みなさんは体が疲れたら休養をとろうとしますね、それと同様に、内蔵にも休養が必要です。毎食毎食、おなかいっぱい食べていたら、内蔵はヘトヘトになってしまいます」。
(すべての病気は腸に?)……体は排泄に向かっているのに、新たに食べ物が入ってくることで、エネルギーは消化吸収に分断されてしまうのです、すると、充分に排泄できなくなり、腸内にはどんんどんかすが蓄積します。
(皮膚力が劣ると内蔵が弱るとは?)……「皮膚」は、人間が生まれて初めて外気に触れる部分で、言ってみれば、宇宙との境界です、人間は皮膚を衣服で包みますが、厚着をしすぎると、肝臓機能が弱まり、胆汁の分泌がにぶり、腸の機能が低下して便秘に陥りやすくなります、また、体をしめつける下着が、血液の循環を悪くするすることもあります。
現代人にのほとんどが、便は臭いものだと思っているようですが、それは消化吸収が充分に行われてない未消化の便だからです、とくに一日三食主義の人は、過食が原因で食べ物が消化吸収されないため、悪臭のある便が出るのです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 体調管理
感想投稿日 : 2015年1月21日
読了日 : 2015年1月21日
本棚登録日 : 2015年1月21日

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