病気にならない免疫生活のすすめ (中経の文庫 あ 2-1)

著者 :
  • KADOKAWA(中経出版) (2007年10月2日発売)
3.51
  • (5)
  • (18)
  • (16)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 177
感想 : 18
4

チェック項目17箇所。がんをはじめとする病気の原因を、遺伝子の変異だと考えている人が多いようです、最も大きな原因は自分自身です、食生活や不規則な生活、働きすぎやストレスなどで、私たちの体はむしばまれていきます。がんや病気は自分でコントロールでき、治すこともできるわけです、その秘訣は、「免疫生活」にあります、免疫力を高めるには、どうすればよいのか――本書は、このことについてじっくり紹介しました。私たち日本人は、欧米人や他のアジアの人々の暮らし方や考え方とも大いに違います、現代日本人には、今の時代に合った日本人特有の健康法が必要なのです。さまざまな病のすべての原因は免疫にあります、心の状態が良好なとき、免疫力は高いのですが、心が暗くなって落ち込んだり、怒ったりすると、精神状態が不安定になり、免疫力が低下します。春先の暖かくなってくる時期にくしゃみが出るのは、体が寒さを吐き出して体温を上げようとしているからです、その証拠にくしゃみをした後、人の体温は0.5度上昇します。リンパ球は年齢と共に減少するため、若い頃はリンパ球が過剰だという人でも、最終的にアレルギーは消失するという特徴があります、つまりアレルギー体質の人は、いずれ病気知らずの体になれるのです。色白のリンパ球タイプは副交感体質なので、性格が穏やかとか、優しいとか、リラックス体質の条件がそろっています、そういう人は基本的に食事時間が長く、睡眠時間も長い、といった生き方でバランスが取れています。色が黒くて痩せている顆粒球体質の人は、非常に精力的で活発に行動し、しかも睡眠時間が短い傾向にあります。【頭・頚部のがん】書き物をする人や、コンピューターに長時間向かうといった、眼を長時間使う人に多くいます、特に眼が疲労したときは、頭部の組織全体がまとめて血流障害になりますから、頭・頚部は要注意です。がんになったときには、「なぜこの私ががんに?」と怒り、悲しんでいたのが、がんになった原因に気づき、「自分の生き方の偏りをがんが教えてくれたんだ。ありがとう」と思えるようになると、体は回復に向かっています。がんにしても、うつ病にしても、なんらかの病気になっている人は体温が低く、36度に届いていません。特にがんが進行している状態のときや、うつ病で社会に加われないレベルになったり、不登校でひきこもったりしている人は35度にも届かないほど体温が下がってしまっています。病気を抱えている人、がんを治したい人は、「体を温めることが仕事だ」というくらい毎日お風呂に入ったり、半身浴をしたほうがいいでしょう。男性の長寿一は常に長野県で、女性は沖縄県です……男性は、仕事やストレスなどで興奮して体を痛めつけるものです、興奮を抑えるためには、低気圧で空気が薄いところいいと言えます、ところが女性にとってはおなじわけにはいきません、その理由は、「冷えるから」なのです。姿勢が悪くなっていくと、肩、首、腰などが痛くなってきます、このとき大切なのは、痛みを止めるために痛み止めの薬を使うのではなく、ストレスを取り除き、運動して体を温めて血流を良くし、白血球の働きを促すことです。弱った人が風邪をひくことで、みんなと同じレベルに免疫が上がるというのが、風邪やインフルエンザの役目です、だから私は、「体を鍛えるのは体操。免疫を鍛えるには風邪をひきなさい」と言うのです。薬を飲み続けることで、体が薬に対応した状態へと変わってゆくため、病気は治るどころか、薬が止められなくなってしまいます、また、長期間に及ぶ薬の服用は、免疫力を低下させてさまざまな副作用を呼び、新たな病気まで招く原因となっていきます。甘いものを食べて血糖値が急激に上がったりすると、インシュリンの分泌を促しその後低血糖が来ます、そして、手元に甘い物がないときは自律神経の力で血統を上げにかかります、自律神経が急激に交感神経を高めてしまいます、そのため、興奮したときに性格が急変して、「突然キレる」といった行動に出るのです。牛乳は高カロリーでカロリー過多になりがちです、震えることで余分なエネルギーを消費するようになるでしょうから、控えたほうがいいでしょう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 医療・体調管理
感想投稿日 : 2013年7月8日
読了日 : 2013年7月6日
本棚登録日 : 2013年7月6日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする