「源氏物語の時代(山本淳子)」で知った本。
大河ドラマ「光る君へ」では、ロバート秋山が演じる源実資。出てくるだけでおかしみのある愉快なおじさん。そんな源実資が「小右記」を詳細に書き残してくれたがゆえにわかる殴り合う貴族たちの実態。
目次の並びが強烈。「御堂関白藤原道長の子息、しばしば強姦に手を貸す」「内大臣藤原伊周、花山法皇の従者を殺して生首を持ち去る」などなど。
大河ドラマでは道長の兄、道兼がやばい感じだが、本書を読むと道長および一族もなかなかにやばい。
平安時代には平安時代の常識があり、暴力にも彼らなりの背景があることは読み取れた。あー、平安時代に生まれなくてよかった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月3日
- 読了日 : 2024年2月3日
- 本棚登録日 : 2024年1月8日
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