フロイトがウィーン大学で行った講義の記録である。
当時は精神分析が徐々に 発展し、広まってきたとは言え、
まだ風当たりの強かったと推測される。
その時、一般向けの公の場で精神分析の講義をするということで、
フロイトも精神分析を広めれるという気持ちで
張り切っていたのかもしれない。
内容を読んでいると、そのようなフロイトの
張り切り具合が感じられるとともに、
精神分析をあまり知らない一般の人に分かり易く
丁寧に説明していこうという一生懸命さも伺える。
上巻の内容としては「錯誤行為」「夢」「神経症」について書かれており、
今まで公にされた「日常生活の精神病理」「夢判断」を
中心とした論文をコンパクトにまとめ、整理し、分かり易く解説している。
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- 感想投稿日 : 2011年8月16日
- 読了日 : 2011年8月16日
- 本棚登録日 : 2011年8月16日
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