精神分析学入門 (中公文庫 フ 4-1)

  • 中央公論新社 (1973年11月10日発売)
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本棚登録 : 233
感想 : 12
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フロイトがウィーン大学で行った講義の記録である。
当時は精神分析が徐々に 発展し、広まってきたとは言え、
まだ風当たりの強かったと推測される。
その時、一般向けの公の場で精神分析の講義をするということで、
フロイトも精神分析を広めれるという気持ちで
張り切っていたのかもしれない。
内容を読んでいると、そのようなフロイトの
張り切り具合が感じられるとともに、
精神分析をあまり知らない一般の人に分かり易く
丁寧に説明していこうという一生懸命さも伺える。

上巻の内容としては「錯誤行為」「夢」「神経症」について書かれており、
今まで公にされた「日常生活の精神病理」「夢判断」を
中心とした論文をコンパクトにまとめ、整理し、分かり易く解説している。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2011年8月16日
読了日 : 2011年8月16日
本棚登録日 : 2011年8月16日

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