非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門 (ディスカヴァー携書)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2008年12月20日発売)
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本棚登録 : 710
感想 : 55
4

読書期間:2009.1.4-1.5

論理力に自身を失い、手に取った一冊。
サクサク読み進められる点でオススメ。

文章の書き方から、筆者の論理力がひしひしと伝わり、惹かれる。

ただし、後半は必要な内容であることは間違いないにしろ、
少し論理的に難しく感じる読者も多いのではないだろうか。

「問題→結論→理由(→想定される反論とそれへの反論→結論の確認)」
という文章展開は単純明快で、大いに意識したいと思わされる。



以下、練習がてら筆を執り、アンケート投稿予定の文章を記載する。
本書の読者で、論理的におかしな点などあれば、コメントにて大いに反論願いたい。

本書は非論理的な人が論理的な文章が書けるようになるのに十分な本であるか。(問題)
答えはNoである。(結論)
なぜなら、著者も多数例示し、注意を促していることからも明らかなように、
そもそも論理的に間違った文章に違和感を覚えない(非論理的)読者が多いからである。(理由)
もちろん、著者の説明により、間違いを理解することはできるであろう。(想定される反論)
しかし、実際に自分で文章を書くとなると話は別である。(反論への再反論)
非論理的な人が論理的な文章が書けるようになるためには、
本書だけでなく、著者が紹介している参考文献などにより、
論理学の初歩を併せて学ぶことが必要である。(結論の確認)

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2009年1月5日
本棚登録日 : 2009年1月5日

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