日本の戦時下ジョーク集 太平洋戦争篇 (中公新書ラクレ 250)

著者 :
  • 中央公論新社 (2007年7月1日発売)
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本棚登録 : 116
感想 : 14
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太平洋戦争時、日本国民は様々なジョークで逞しく生きていた。

当時流行っていたジョークを戦況に照らして
時系列で書いたこの本は、戦争というものを一風変わった視点で書いているようだが、
これもまた戦争の一部であり、民間人の生活からの情報(ジョーク)により、
戦争というものをより身近に、より現実的に考えることができた。
どんな時代であれ、人々は笑いを求める。
つらい時にこそ笑いを求める。
言論統制などで、戦況が変わるとジョークの内容も変わっていく。
それでも、それらのジョークは多くの人々の癒しや、
救いになったのではないだろうか。

とても読みやすく、再読したいと思う一冊である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史・地理
感想投稿日 : 2009年8月20日
読了日 : 2009年8月20日
本棚登録日 : 2009年8月20日

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