太平洋戦争時、日本国民は様々なジョークで逞しく生きていた。
当時流行っていたジョークを戦況に照らして
時系列で書いたこの本は、戦争というものを一風変わった視点で書いているようだが、
これもまた戦争の一部であり、民間人の生活からの情報(ジョーク)により、
戦争というものをより身近に、より現実的に考えることができた。
どんな時代であれ、人々は笑いを求める。
つらい時にこそ笑いを求める。
言論統制などで、戦況が変わるとジョークの内容も変わっていく。
それでも、それらのジョークは多くの人々の癒しや、
救いになったのではないだろうか。
とても読みやすく、再読したいと思う一冊である。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史・地理
- 感想投稿日 : 2009年8月20日
- 読了日 : 2009年8月20日
- 本棚登録日 : 2009年8月20日
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