現代思想の冒険者たち 28

著者 :
  • 講談社 (1998年3月1日発売)
3.42
  • (3)
  • (5)
  • (9)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 99
感想 : 4
4

エルサレムのモリヤ山頂では、三つの「アブラハム的メシアニズム」-ユダヤ教、イスラム教、キリスト教-が「エルサレムの
領有=自己固有化」をめざして争っている。湾岸戦争は、このエルサレムをめぐる戦争が今日の世界戦争になることを示した。「三つのメシア的終末論の爆発と、三つの聖なる契約=同盟の無限の組み合わせとしての中東的暴力」は、デリダの重大関心事の一つである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評論-1/哲学.思想系
感想投稿日 : 2023年2月11日
読了日 : 2010年10月17日
本棚登録日 : 2010年10月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする