エルサレムのモリヤ山頂では、三つの「アブラハム的メシアニズム」-ユダヤ教、イスラム教、キリスト教-が「エルサレムの
領有=自己固有化」をめざして争っている。湾岸戦争は、このエルサレムをめぐる戦争が今日の世界戦争になることを示した。「三つのメシア的終末論の爆発と、三つの聖なる契約=同盟の無限の組み合わせとしての中東的暴力」は、デリダの重大関心事の一つである。
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カテゴリ:
評論-1/哲学.思想系
- 感想投稿日 : 2023年2月11日
- 読了日 : 2010年10月17日
- 本棚登録日 : 2010年10月15日
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