本書では、楷書の手本として褚遂良の「雁塔聖教序」を採っている。欧陽詢の「九成宮醴泉銘」の楷書では、点画がやや直線的で硬く、石に刻った姿が色濃く投影されている形象と見る。これに比して、「雁塔聖教序」は筆で字を書いたそのままの姿が石碑に刻られているものと見え、行書や草書への階梯もわかりやすくより役立とう、としている。 -20100330
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
趣味.実用類
- 感想投稿日 : 2022年10月21日
- 読了日 : 2010年10月18日
- 本棚登録日 : 2010年10月13日
みんなの感想をみる