生贄にされる男たち、苦悶する自我、死、そして愛...章の名前がもう世紀末って感じ。
初めて知った画家と絵も多く、読んで良かったと思う。気になるところをノートに写していたらキリがなくなってしまった。
この中ではクノップフ、シュトック、ホイッスラーが気に入った。特にシュトックの「原罪」は素晴らしくエロティックで不気味。
最後をワッツの「希望」で締めてるところがすごくいい。闇を見るということはその先にあるはずの光を見るということで、世紀末美術は暗いだけじゃなくもっと複合的なものだからこそ面白いんだな、と思った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年6月28日
- 読了日 : 2017年6月28日
- 本棚登録日 : 2017年6月11日
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