韓国からのエリート女性が、残念な日本留学生となり、まじめに日本を理解しようとすればするほどわからなくなるという日々を乗り越えていま、その目で見た日韓の比較文化論的エッセー。
目からうろこで、日韓情勢のニュースがそうだったのかと今更ながらによくわかる。
過去の権威を否定して、自らの王朝文化の正当性を主張し、儒教の一側面を固く守り上下の支配体制を固めてきた李氏朝鮮時代の見えざる呪縛が根底にあるという説には納得。そこからはじまる男尊女卑、なぜ女性は韓国を飛び出し日本へと向かうのか。大変興味深く読むことができた。
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- 感想投稿日 : 2010年12月17日
- 本棚登録日 : 2010年12月16日
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