ハウ・トゥー:バカバカしくて役に立たない暮らしの科学

  • 早川書房 (2020年1月23日発売)
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本棚登録 : 450
感想 : 33
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物理は得意でないので、細かい説明は詳しい人に聞きながら英語版で読んでみた。ちなみに英語そのものは難しくない。

難しいのか簡単なのかわからないながらも、きちんとした科学的な根拠のある理屈ではこうなります云々的な話をいろいろした後に、「え、そこまで色々こねくり回して、解決法ってそっち行っちゃうの?(驚)」みたいなオチがついていて、物理が得意でなくても、安心して笑えます。

あと所々に挟まっているイラストの棒人間がヘロヘローヘロヘロというよりは
ヘロンヘロンなんだけどー、言動はシャキシャキ迷いなくて
正々堂々アホをやらかす感じがたまらない。

英語版で読む場合の難点ーとにかく横道に逸れるので時間がかかる。

自分に英語の世界(多分、この場合はアメリカ)の一般常識がないので、いちいちネットで調べ物をして横にそれるので、読むのにとても時間がかかる。
(参照:川を渡る話)

あと、世界で一番たくさん音階のあるピアノの話。
「タンタンの冒険」の中にマダム・フィオレンティーナ(名前が間違っていたらごめんなさい)というオペラ歌手の奥さんがいて、歌声でガラスを破るという強者なのですが、この人、いったい、あのピアノでいうとどの辺の音階で歌っているのだろうとか考え始めて、そのネタは「Mythbusterds」で見たかもとかで、色々ネットで検索を始めて深掘りしだすと横道に逸れるので、読むのに時間がかかる。

あと日本語の辞書を引くと「Force」も「Power」も同じ訳語が付いてたりしてギョッとする。結局、それも、実はどういう意味なんだ?的なことをネットで調べるハメになり、横道にそれて、読むのに時間がかかる。

日本語版が買える環境にいたら、迷わず、そっちを読むと思います....というかこの作者のブログがあるので、最初、そっちを見ていて気にはなっていた作家で、日本語訳があることを読み終わるまで知らなかった。

日本の本屋さん行きたい。大きな本屋さん....

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月21日
読了日 : 2024年2月21日
本棚登録日 : 2024年2月21日

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