<保健室登校の女友達とのぎこちない友情。同級生と馴染めない、音楽ライター志望の偏屈な女子に突然訪れた恋。大好きな彼とさよならすることになっても、どうしても行きたかった、東京―。山と田んぼに囲まれた田舎の高校を舞台に、「あの頃」のかっこ悪くて、情けなくて、でもかけがえのない瞬間を切ないまでに瑞々しく綴る、傑作青春小説。 >「ふつうの人々の、ふつうの日々の、ふつうの感情と行為が、豊島ミホな作品のなかでは、きらきらとかがやく」解説より抜粋。「ふつう」だからこそわかる、そういう青春が描きだされているきらきら連作短編集。最初の話と音楽バカの恋の話が特に好きだったなあ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ブンゲイ
- 感想投稿日 : 2010年6月27日
- 読了日 : 2010年6月27日
- 本棚登録日 : 2010年6月27日
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