ユダヤ人迫害以外にナチスが、ドイツ人があの頃何をしたか、が雑学的に良くわかり、なぜナチスが支持されたのかがわかるような本。第一次世界大戦のヴェルサイユ条約によって、がんじがらめになったドイツ人が生み出した今日の生活を豊かにしている製品の数々、宣伝の仕方、社会福祉などの先進性に驚かされると共に、自然回帰主義やアスベスト、公害、癌対策などの例をなぜ日本は学べなかったのか、なぜいまだに中国なども同じ道を通って発展するんだろうと疑問に思う。
強制収容所以外の迫害の過程や原因や、アメリカが当時ドイツと経済的には仲良かったとか、違う視点で解りやすくあの大戦やナチスが見られてとても興味深い本だった。
読書状況:読み終わった
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25歳【2010-】
- 感想投稿日 : 2011年2月2日
- 読了日 : 2011年2月2日
- 本棚登録日 : 2011年2月1日
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